１１日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のミラン対アヤックス戦の前に、ミラノ市内でアヤックスサポーターをめぐるトラブルが発生した。アヤックスサポーター３名が負傷したようだ。

現地メディアによると、一部のアヤックスサポーターは同日、政治デモ中のグループともめ事を起こし、ミランの公式ショップに押し入ろうとするなど、市内でトラブルを起こした模様。

一方で、スタジアムに向かう際には、最寄駅の広場でアヤックスファン３名が刺され、病院に運ばれたという。３名はそれぞれ腹部、でん部、太ももを刺されたとのことだが、命に別条はないようだ。また、アヤックスサポーター３名以外にも、３名の負傷者が出たと報じられている。

試合は０－０のドローで終了。ミランが決勝トーナメント進出を決め、アヤックスは敗退し、ヨーロッパリーグに回ることが決まっている。

イタリア『スカイ・スポーツ』によると、ミランの幹部であるバルバラ・ベルルスコーニ女史は、「双方とも、事件を起こした者たちはサポーターではなく、犯罪者です。ラウンド突破の喜びもかすんでしまった」とコメントしている。