レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、１月に移籍するのではないかとの憶測も持たれているモナコFWラダメル・ファルカオについて、現時点での獲得の可能性を否定している。

アトレティコ・マドリーでプレーしていた昨季の時点からマドリー移籍が噂されていたファルカオは、ここ最近の欠場によりクラウディオ・ラニエリ監督との確執の可能性もささやかれ、冬の移籍市場でモナコを去るのではないかとの憶測が広がっていた。

ファルカオ本人やラニエリ監督はこれを否定しているが、１３日の会見でファルカオ獲得の可能性について質問されたアンチェロッティもそれに続いた。

「ファルカオは素晴らしい選手だが、今の時点では我々はこのチームのFW陣に非常に満足している。多くのゴールを決めることができているからだ。ファルカオが今の我々に適した選手だとは思わない」

FIFAバロンドールの受賞が注目されるFWクリスティアーノ・ロナウドに関しては、称賛に値するのは今年の活躍だけではないと強調している。

「クリスティアーノはもう何年も活躍を続けてきた。彼にはコンスタントにゴールを決め続ける力がある。今が彼にとって最高の時期だと言うことはできない。３年か４年前から素晴らしい活躍を見せてきたからだ」

契約延長に向けた交渉を行っているMFシャビ・アロンソについては、改めて合意への希望を述べながらも、契約延長を強要はしないという姿勢を示した。

「シャビと話をして伝えたのは、誰もが彼のマドリー残留を望んでいるということだけだ。だが最終的には、将来のことを考えて最善の決断をしなければならないのは彼自身だ」