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マドリー&アトレティコがコパ勝ち抜け、セビージャがラシン相手に敗退

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ソシエダ、ベティス、アルメリアもベスト16進出
ソシエダ、ベティス、アルメリアもベスト16進出【写真:goal.com】

18日にコパ・デル・レイ4回戦セカンドレグがスペイン各地で開催された。レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのオリンピック・シャティバ戦を2-0で制し、次戦進出を決めている。

ファーストレグをスコアレスで終えていたマドリー。クリスティアーノ・ロナウドを出場停止、ベイルを負傷で欠くアンチェロッティ監督だが、さらにマルセロ、シャビ・アロンソ、ベンゼマといった主力選手をベンチに置き、ヘセ、モラタ、カセミロら若手をスタメンとする1.5軍編成で試合に臨んだ。

それでも、リーガ2部B(実質3部)のセミプロを相手にしたマドリーの優位性は揺るがず、16分に先制。ディ・マリアのフィードによって最終ラインを突破したヘセがボールを折り返し、そこに詰めたイジャラメンディがマドリー加入後初得点を記録した。さらに28分にはディ・マリアのフィードからモラタがヘディングシュートを繰り出し、これがキケ・アルカサルのハンドを誘発してPKを獲得。ディ・マリアがこれを決めて、リードを広げた。

アンチェロッティ監督は後半にX・アロンソ、ベンゼマ、マルセロと次々に主力を投入。追加点こそならなかったものの、確実なボール回しによって危険な状況を極力回避し、2点リードを維持したまま終了のホイッスル。2009-10シーズン、当時2部Bに所属していたアルコルコンに敗退に追いやられた“アルコルコナッソ”の亡霊を振り払っている。なおマドリーは、ベスト16でオサスナと対戦する。

また、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのサント・アンドレウ戦に2-1で勝利。合計スコア6-1で4回戦突破を果たした。

ファーストレグに4-0で先勝していたアトレティコ。主力メンバーを起用せずに臨んだこの試合では、14分にカロサの先制点を許す苦しい展開を強いられる。しかし後半途中のガビ投入から流れをつかむと、78分にカンテラーノのエクトル、そして93分にアルデルヴァイレルトのゴールで逆転勝利を果たした。シメオネ監督のチームは5回戦で、ヒムナスティック対バレンシアの勝者と対峙する。

一方、セビージャは本拠地サンチェス・ピスファンでのラシン戦を0-2で落とし、合計スコア1-2で敗退した。63分にミゲレスのPKによって先制を許したエメリ監督のチームは、終了間際の90分にGKハビ・バラスが弾いたボールをコネに押し込まれて完封負け。現在2部Bに所属するラシンに、ファーストレグのスコアをひっくり返されている。

そのほか、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのアルヘシラ戦を4-0で制し、合計スコア5-1で次戦進出。ベティスは本拠地ベニト・ビジャマリンでのジェイダ戦を2-2ドローで終え、合計スコア4-3で辛くもベスト32を突破した。またアルメリアは本拠地フエゴス・メディテラネオスでのラス・パルマス戦をスコアレスドローとして、3-1で先勝したファーストレグのリードを守り切っている。

Goal.com

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