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新監督の下、どん底から這い上がったクロアチア。W杯で再び旋風を巻き起こすことが出来るか?

text by 長束恭行 photo by Yasuyuki Nagatsuka

サプライズを起こす可能性も

新監督の下、どん底から這い上がったクロアチア。W杯で再び旋風を巻き起こすことが出来るか?
本大会でサプライズを起こす可能性は今のクロアチアに充分ある【写真:長束恭行】

 1998年のフランスW杯で「初出場3位」の業績を残してから15年。日韓W杯、ドイツW杯はグループリーグで敗退したこともあり(南アフリカW杯は予選敗退)、今回のクロアチアも前評判は高くない。

 強豪国が相手だと俄然ヤル気になるが、中南米の中堅やアジア諸国に勝ち切れないのはオシムも「ユーゴ・シンドローム」と嘆く、この地域における伝統的な病(やまい)だ。

 だが、ゲルマン精神がしっかり植え付けられたコヴァチ監督の処方が上手くいき、誰が相手だろうと地に足が着いた戦いをブラジルで演じられたならば、本大会でサプライズを起こす可能性は今のクロアチアに充分ある。もちろん「ユーゴ・シンドローム」が発症するのでなく、「最も辛い時こそ~」のメンタリティが発揮されての話だが。


担当記者による分析
目標:ベスト8
ノルマ:ベスト16

【了】

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