伸びしろでは32ヶ国でNO.1、強力攻撃陣擁するアルジェリア。W杯本大会で“化ける”可能性も

厳しいアフリカ予選を勝ち抜き、2大会連続でW杯出場権を手にしたアルジェリア。前評判は高くないが、攻撃陣にはタレントが多く侮れない存在だ。指揮官は欧州育ちの選手を積極的にチームに招集し、強化を図ってきた。伸びしろは最もある。本番で化ける可能性は大いにある。

2013年12月21日(Sat)14時47分配信

text by 河治良幸
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名将ハリルホジッチの手腕

 アフリカ予選はブルキナ・ファソと合計スコア3-3ながら、アウェーゴールの差で何とか2大会連続のW杯出場権を手にした。普通に考えれば大半の関係者やファンから“やや緩い”と評価されるH組でも4番手の存在だろう。

 ただし、選手のポテンシャルは決して低くないだけに、10年W杯の後に代表入りした選手たちがさらにフィットすれば決勝トーナメント進出も夢ではない。

 北アフリカで唯一の参加国となるアルジェリアを率いるのはボスニア・ヘルツェゴビナ人のハリルホジッチ監督。南アフリカW杯の予選においてコートジボワールを圧倒的な強さでW杯出場に導いた攻撃的な指揮官だ。

 その前回大会でコートジボワールが実力を存分に発揮できなかったのはドログバの負傷もあるが、ハリルホジッチが本番前に首脳部との確執により解任されたことも大きな要因だったと言える。

 しかし、ハリルホジッチは単なる攻撃サッカーの信望者ではない。フランス仕込みの守備戦術をチームに植え付け、攻守のバランスが取れたソリッドな中盤をベースに、ショートパスと縦の仕掛けをミックスしたスタイルを実現したのだ。

 さらにアルジェリア協会と共に、フェグリやタイデルなど欧州育ちのアルジェリア系選手を熱心にスカウトし、欧州の中堅国に匹敵するタレント力を確保した。

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