フットボールチャンネル

“チョロ”・アトレティコ、始まりの地マラガで今季16勝目

text by

コケが決勝点、暫定で首位に浮上
コケが決勝点、暫定で首位に浮上【写真:goal.com】

4日のリーガエスパニョーラ第18節、アトレティコ・マドリーは敵地ラ・ロサレダでのマラガ戦を1-0で制した。今季リーガの成績を16勝1分け1敗としたアトレティコは、バルセロナとの勝ち点差を暫定で3に広げて首位浮上。4試合ぶりに土をつけられたマラガは暫定10位に位置している。

2年前の1月7日に冒険をスタートさせた地、マラガのラ・ロサレダに乗り込んだ“チョロ(シメオネ監督の愛称)”率いるアトレティコ。過去2試合はドローで試合を終えている同チームだが、この試合でも例外なく苦戦を強いられる。

マリオ・スアレスが負傷、ガビが出場停止と中盤の軸を欠くアトレティコは、シュスター監督の敷いた5バックを前に攻めあぐねる。頼みのジエゴ・コスタも3人のセンターバックを相手にマッチアップの状況をつくり出せず、精彩を欠き続けた。前半唯一迎えた決定機は、20分の場面。ペナルティーエリア右に侵入したフアンフランが、アントゥネスを抜き去ってシュートに持ち込んだものの、GKカバジェロの好守に阻まれた。

ハーフタイム、シメオネ監督はオリベルに代えてアドリアンを投入してアタッカーの数を増やす。縦へのスピードを増したアトレティコは59分、カウンターからアドリアンがペナルティーエリア内に侵入するも、プレッシングがきつくシュートまでは持ち込めず。また62分にはアルダ・トゥランがミドルレンジからゴールをうかがうも、シュートはクロスバーを越えた。

シメオネ監督は61分にA・トゥランに代えてセボジャ・ロドリゲスを入れ、縦への推進力をさらに増幅させる。そして70分、この試合でボランチとしてプレーしていたコケが待望の先制点を記録。D・コスタのシュートをカバジェロが弾き、こぼれ球に詰めたスペイン代表MFが冷静にネットを揺らした。

ようやくリードを手にしたアトレティコ。82分にはCKからセルヒオ・サンチェスのシュートを許すも、DFのクリアで難を逃れる。肝を冷やしたシメオネ監督は84分、ビジャをアルデルヴァイレルトに代えて5バックに変更。マラガの反撃を最後まで凌ぎ、始まりの地から勝ち点3を持ち帰った。なおアトレティコは、コパ・デル・レイ6回戦バレンシア戦を挟んでから行われる次節で、本拠地ビセンテ・カルデロンにバルセロナを迎える。

Goal.com

KANZENからのお知らせ

scroll top