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マドリーがペペ弾で勝利、バルサ&アトレティコとの勝ち点差は3に

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ベティスは奇跡の残留劇を強いられる
ベティスは奇跡の残留劇を強いられる【写真:goal.com】

12日のリーガエスパニョーラヂア19節、レアル・マドリーは敵地コルネジャ=エル・プラットでのエスパニョール戦を1-0で制し、首位バルセロナ、2位アトレティコとの勝ち点差を3に縮めている。

前日のアトレティコ対バルセロナがスコアレスドローで終了したことで、両チームとの距離を縮められるチャンスを手にしたマドリー。だがアトレティコ(1-0)、バルセロナ(0-1)、アスレチック・ビルバオ(3-2)と強豪相手にポテンシャルを発揮してきたエスパニョールは、この一戦でも例に漏れず強固な一枚岩として立ちはだかった。

シャビ・アロンソ、モドリッチ、ディ・マリアを中盤、ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの“BBC”を前線に据える4-3-3を採用したマドリーだが、4-1-4-1を敷いたエスパニョールを前に攻め手を欠き続ける。初めて枠内シュートを放ったのは26分のこと。ディ・マリアがペナルティーエリア手前左から左足を振り抜いたが、これはGKカシージャの好守に阻まれた。

マドリーはその後、C・ロナウドが32分、37分と強烈なミドルシュートでゴールを狙ったが、カシージャの牙城を崩すことはかなわず。また42分には初のカウンターを仕掛けたものの、ペナルティーエリア内でフリーのディ・マリアはC・ロナウド&ベンゼマへのパスを選択し、結局フィニッシュまで持ち込むことはできず。試合はスコアレスのまま折り返す。

後半になっても攻めあぐねるマドリーだったが、セットプレーからゴールをこじ開けることに成功。モドリッチの右CKから、ビクトール・サンチェスのマークを振り切ったペペがヘディングでネットを揺らした。

攻撃に出てきたエスパニョールのスペースを突くマドリーは、C・ロナウドが積極的に得点を狙っていく。しかし迎える決定機はことごとくカシージャの好守に遭い、点差を広げることができない。アンチェロッティ監督は76分、存在感が消えていたベイルに代えてヘセを投入。37分には再びCR7がペナルティーエリア内に侵入してシュートを打ったが、これもカシージャに阻まれた。

終盤、マドリーはエスパニョールの攻勢に耐える時間が続く。90分にはカウンターからベンゼマがペナルティーエリアに入り込むも、フィニッシュはカシージャがセーブ。そのこぼれ球から放たれたC・ロナウドの10本目となるシュートも、案の定マドリーのカンテラーノに阻まれた。追加点こそならなかったマドリーだが、1点リードを維持したまま終了のホイッスルを迎えている。

Goal.com

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