ミランになかったものをもたらした本田圭佑。なぜトップ下で機能したのか?

2014年01月17日(Fri)8時00分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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今後、求められることとは?

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サッスオーロ戦を含め上々の滑り出し【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ただ、攻撃では好材料も多かった一方で、この日の本田はボールロストも少なくはなかった。後半の10分過ぎから特に頻発していたことを考えると疲労も原因だったと思うのだが、上から見ている限りでは頻繁に体を寄せられている印象もあった。

 パスを周囲に預け、スペースへと走ってリターンを受ければ、そこで潰される。本田が繋ぎ役として徐々に機能するのと比例し、被ファウルも増えた。

 ボールキープをされたり、前を向かれたりしては困るような潮目を読み、戦術的に潰してくるのがイタリアのサッカーだ。「彼はイタリアサッカーと、そのリズムに馴れなければならない」とアレグリ前監督は言っていたが、おそらくそういう部分の話だろう。

 当然、セリエAの試合になればもっとプレッシャーは厳しく、また執拗になる。これに対処しながら、トレクアルティスタ(トップ下)としての持ち味を出して行くことが、コンディションアップとともに当面の課題となるだろう。

 とにかく、サッスオーロ戦も含めて上々の滑り出しである。『ミランのトップ下』としての本田にも、かなりの期待が持てそうだ。

【了】

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