ドイツ人記者が記憶する内田篤人の言葉。「南アは悲しかった。でも、僕をさらに強くした」

2014年01月24日(金)11時08分配信

text by フランソワ・デュシャト photo Ryota Harada
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「ブラジルで世界タイトルを勝ち取るというのは、高すぎる目標設定です」

ドイツ人記者が記憶する内田篤人の言葉。「南アは悲しかった。でも、僕をさらに強くした」
内田は「僕らが全力を尽くすことは間違いない」と語る【写真:原田亮太】

 日本はすでに2010年の南アフリカW杯で、規律正しい戦術によって、質の高いパフォーマンスを披露している。決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にパラグアイに敗れたのは運がなかったが。ベスト8へ、ほんの少し手が届かなかった思い出がある。

 アフリカ初のW杯における雪辱の記憶は、内田には違う形で残っているはずだ。彼は22歳にしてW杯メンバーに選出されたが、1分たりともピッチ上に立つことはなかったのだから。

「もちろん、2010年W杯で試合に出られなかったことは、悲しかったし、受け入れるのが難しいことでした。でも、それも僕をさらに強くしただけです。もっと頑張らなきゃいけないって、分かったんですからね! 2014年という次のチャンスがありますから、そこで試合に出られるようにしたいですね」

 ブラジルでピッチに立つことで、内田の夢がかなうことになる。だが、再び日本代表へのプレッシャーは大きくなっている。南アフリカW杯以上の活躍を期待されているのだ。

 内田もこう話していた。

「日本では期待が非常に高まっています。まず、大事なのは予選を突破することでした。僕らは優勝候補ではありません。ブラジルで世界タイトルを勝ち取るというのは、高すぎる目標設定です。でも、できるだけ勝ち進めるよう、僕らが全力を尽くすことは間違いありません」

 日本代表は進化を果たした。2010年大会のメンバーには、欧州でプレーする選手は森本貴幸と松井大輔、長谷部誠、本田圭佑という4人しかいなかった。この人数は、短い期間であっという間に倍以上になった。

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