ドイツ人記者が記憶する内田篤人の言葉。「南アは悲しかった。でも、僕をさらに強くした」

2014年01月24日(Fri)11時08分配信

text by フランソワ・デュシャト photo Ryota Harada
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「次々と新しく良い選手が出てきて、僕らはラッキーだと思います」

 内田はこのことについては、「僕らの代表チームは、ヨーロッパでプレーする選手によって、新鮮な血と新しいアイディアを手に入れます」と話していた。

「ここ(ヨーロッパ)では練習も違うし、人々は日本とは違うメンタリティで生活しています。これは代表チームにとって、アドバンテージになります。チームも個々の選手も、さらに強くしてくれるんですからね」

 現在の日本代表チームは歴代でも屈指であることが伺える、集まっているのはいわゆる「黄金世代」であると。こうした最大級の賛辞を耳にしても、内田は冷静さを失わない。

 こちらの“あなたも黄金世代の一人なのでは?”という質問にはこう答えたくれた。

「難しい質問ですね。現在は多くの日本人選手がヨーロッパでプレーして、それぞれクラブで結果を出しているので、日本ではよくそう言われます。でも、歴代最強の日本代表チームであるかは、僕には判断できません。次々と新しく良い選手が出てきて、僕らはラッキーだと思います」

 こうして生まれる競争が、チームのパフォーマンスをブラジルで最高潮にもっていくよう、刺激を与えることにつながる。

 日本のサッカー界には大きな転機を迎えているようにも思える。例えば、日本が津波の大きな被害を受けた数カ月後、ドイツで開かれた2011年女子W杯である。開幕前の優勝候補は他にいた。それでも最終的にはなでしこが世界の頂点に立った。女子日本代表は大会期間中、大きな災害に対する世界の支援に、感謝の横断幕を掲げていた。

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