２６日に行われたリーガエスパニョーラ第２１節、バルセロナ対マラガの一戦は、ホームのバルセロナが３－０で勝利している。この結果、前日に行われた試合で勝利した３位レアル・マドリー、同日の試合で勝利していた２位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差は変わらなかった。

ネイマールの移籍に関する契約問題で会長交代が行われるなど、ピッチ外が慌しくなっているバルセロナ。周囲の雑音による影響も懸念されたが、本拠地・カンプ・ノウで序盤からマラガを攻め立てる。

５分、セスクのパスからアレクシスが決定機を迎える。しかし、チリ代表FWのシュートはポストに嫌われ、得点には至らない。

一方、マラガは８分に良い位置で直接FKを獲得。ドゥダのキックが右上隅に飛ぶが、GKバルデスの左手により弾き出された。

守護神の好守に救われ、バルセロナは再び攻勢に出る。２２分、メッシのパスからペドロに決定的なチャンス。しかし、シュートはわずかに右へそれる。２５分、D・アウベスがペナルティーエリア内でフリーとなるが、中途半端なクロスはGKカバジェロにキャッチされた。３２分には、後方から飛び出したJ・アルバが至近距離からシュートを打ったが、これもカバジェロに阻まれた。

マラガの集中した守備をこじ開けられずにいたバルセロナだったが、４０分にセットプレーから均衡を破る。シャビのCKに中央でアレクシスが合わせると、ミートしきれなかったボールがファーサイドのピケの足元へ。これをピケが蹴り込んでネットを揺らした。

１点リードを奪って後半へ向かったバルセロナは、５５分に追加点を挙げる。メッシのパスをペナルティーエリア内で受けたペドロがマラガDFを１人かわし、右サイドネットにシュートを沈めた。

勢いに乗ったバルセロナは６１分、中央を崩して試合を決定づける３点目をゲット。メッシがドリブルでマラがDFを数人引き付けると、ペドロにパス。スペイン代表FWが１タッチで折り返したところをアレクシスが詰めて、ゴールを奪った。

バルセロナは８７分、アレクシスに代わってアフェライがピッチに送り込まれる。８月後半に手術を受けて以降、戦線離脱していたアフェライが復帰を果たし、ホームのファンも拍手を送った。それ以上スコアは動かず、バルセロナは磐石の勝利を挙げて首位を維持している。