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アトレティコが新サン・マメス不敗神話に終止符、コパ準決勝でマドリッドダービー実現

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R・ガルシア&D・コスタ弾で勝利
R・ガルシア&D・コスタ弾で勝利【写真:goal.com】

29日のコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグ、サン・マメス・バリアでのアスレチック・ビルバオ対アトレティコ・マドリーは2-1でアトレティコが勝利し、合計スコアでも3-1と上回り準決勝進出を果たした。

今季のコパのベスト32セルタ戦、ベスト16ベティス戦でファーストレグ0-1のビハインドを新サン・マメスでひっくり返し、引いてはファーストレグを0-1で終えた過去12回のノックアウトラウンドの内11回で逆転突破を果たしているビルバオ。今回ファーストレグで1-0の結果を手にしてビルバオの本拠に乗り込むのは、ディエゴ・シメオネ監督就任以降、ノックアウトラウンドでは一度しか敗戦を喫していないアトレティコとなった。

試合はビルバオが積極的に攻勢を見せ、アトレティコが堅守からカウンターを仕掛ける展開に。アトレティコは1分にコケのスルーパスからジエゴ・コスタがペナルティーエリア内に侵入するも、シュートはGKエレリンに阻まれる。また、12分にはフィリペ・ルイスが左足内転筋を負傷し、シメオネ監督は代わりにインスアをピッチに立たせた。

対してビルバオは、時間が経つに連れてアトレティコを圧倒するように。35分にはバイタルエリアのミケル・リコがグラウンダーのシュートを放つも、これはわずかに枠の左に外れる。その後も得点への執念を見せ続けると、43分に合計スコアをタイに戻す得点を記録。ムニアインのパスからバレンシアガが左サイドを突破し、その折り返しに反応したアドゥリスがヘディングシュートを突き刺した。前半は0-1で終了する。

後半、次にスコアを動かしたのはアトレティコだった。56分に迎えたピッチ中央付近でのフリーキック。ペナルティーエリア内に送られたボールをミランダが折り返し、ラウール・ガルシアがボレーを放つも、これはエレリンに弾かれる。しかし、そのこぼれ球を拾ったセボジャ・ロドリゲスのクロスからR・ガルシアが再度シュートを打ち、これが枠内に収まった。

逆転のために2点が必要となったバルベルデ監督はM・リコ、スサエタ、アンデルを下げてイバイ、キケ・ソラ、ベニャトを投入し、決死の猛攻を仕掛ける。一方、守備にプライオリティーを置いたシメオネ監督は、アドリアンをソサに代えてカウンターの鋭さを研いだ。

そして86分、アトレティコがビルバオの新サン・マメス不敗神話(10勝2分け)に終止符を打つゴールを記録。コケのスルーパスから最終ラインを突破したD・コスタが、エレリンもかわして2014年初得点を決めた。シメオネ監督は89分にD・コスタをアルデルヴァイレルトに代えてさらに守備を厚くし、リードを維持したままマテュー・ラオス主審による終了のホイッスルを迎えている。

昨季コパ王者のアトレティコは、準決勝でレアル・マドリーとのマドリッドダービーに臨む。

Goal.com

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