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スローインも大きな武器。一回転するツワモノも

text by 編集部 photo by Getty Images

ロングスローも立派なセットプレー

 そして、ロングスローも立派なセットプレーだ。ロングスローと聞いてまず思い浮かぶのが、イングランドのストーク・シティなどでプレーしたロリー・デラップだろう。

 人間発射台と呼ばれた彼のロングスローは、以前テレビ朝日の人気番組『マツコ&有吉の怒り新党』の新・3大◯◯調査会のコーナーでも紹介され、大きな話題となった。

 Jリーグでは、J1サガン鳥栖の藤田直之やJ2松本山雅の岩上祐三が高精度のボールを投げる。彼らの前には、大久保将人という選手がロングスローで脚光を浴びていた。

 仙台育英高校時代から50メートル級のスローインを投げており、高校卒業後は川崎フロンターレでもプレーした経験を持つ。2010年にはテレビ番組の企画でロングスローのギネス記録に挑戦したこともある。

 ロングスローというと、助走から体を後ろに反って勢いよく投げるわけだが、一風変わった投げ方で日本のサッカーファンを驚かせた選手がいる。

 2012年2月、キリンチャレンジカップで来日したアイスランド代表のステインソール・フレイル・ソルステインソン。長い助走からボールを地面につけて体を1回転。ハンドスプリングスローというアニメのような投げ方を披露し、長居スタジアムに集まったファンからは大きな歓声が起こった。

 ヨーロッパの各国リーグや3月に開幕するJリーグでは、ロングスローを投げる選手にも注目してみてはどうだろう。

【了】

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