長いトンネルから抜けたリバプール。名門復活の立役者ロジャーズ監督の手腕とは?

ベニテス監督の下でCLを制覇したのも遠い昔。長くリバプールはCL出場権すら獲得できないほど低迷していた。だが、今季は現在4位と好調をキープ。スタイルもカウンター一辺倒だったかつてから変化が見えている。その要因はロジャーズ監督の手腕にある。

2014年02月14日(Fri)10時26分配信

text by 山中忍 photo Getty Images , Kazhito Yamada / Kaz Photography
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結果を出せる監督、ブレンダン・ロジャーズ

 2月8日にアンフィールドで行われた大一番は、リバプールが5-1でアーセナルを下した。勝利監督のブレンダン・ロジャーズは、「就任以来最高の1勝を実現」とメディアに讃えられた。

 ただし、「最高」の勝利は今年に入って2度目になる。前回は、1月28日のマージーサイド・ダービーで、エバートンに4-0で勝利した時のことだ。いずれも圧勝。しかも、地元の宿敵エバートンは今季4位争いのライバル。

 アーセナルはトップ4常連にして今季の優勝候補。来季のCL出場を意味するトップ4争いで重要な2試合だった。だが、特筆すべき勝利と評された最大の理由は、ロジャーズが、ここ一番で「結果」を出せる監督としての一面を披露したことだろう。

 サッカーの「内容」に関するロジャーズのこだわりは、プレミアリーグでも随一だ。アーセナルにプレミア最上級のパスサッカーを仕込んだアーセン・ヴェンゲルにも、ロジャーズの古巣であるスワンジーでパスサッカーの下地を築いた、エバートンのロベルト・マルティネス新監督にも負けていない。

 指導の腕前も認められている。事実、ロジャーズ就任前のリバプールは、ポゼッションを捨ててカウンターを得意とするチームだったが、就任後の過去1シーズン半で、ボール支配率での優位が当たり前のチームに変わった。

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