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2014補強診断 10年前

ヴィッセル神戸、2014補強診断。戦力は充実、上位進出には若手とベテランの融合

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

小川、盛岡、岩波。若手が主力に成長

ヴィッセル神戸、2014補強診断。戦力は充実、上位進出には若手とベテランの融合
安達亮監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 神戸は、安達亮監督が「初タイトルを狙う」と語った通り、昨季J2からの昇格に貢献したポポ、マジーニョ、エステバンの3外国人を一新。J1で経験も実績も十分なマルキーニョス、シンプリシオ、ペドロ・ジュニオールを獲得した。

 10年から11年にも在籍したポポは、リーグ4位タイとなる16得点を挙げる活躍を見せるも、今季はJ2に降格したジュビロ磐田へ移籍。

 左サイドを務め、9得点を挙げたマジーニョも期限付き期間満了によってパルメイラスに復帰した。

 ボランチとして28試合に出場したエステバンは、他クラブと移籍交渉中として選手登録を行わないことを発表した。

 そして、今シーズンに向けて前述の3外国人に加えて、名古屋グランパスから増川隆洋、浦和レッズから高橋峻希、京都サンガFCからチョン・ウヨンと、実力のある選手を獲得した。

 さらに、小川慶治朗、森岡亮太、岩波拓也ら若手が主力に成長。世代屈指の実力で海外からも高い注目を集める小川は、右サイドながらポポと並んでチームトップタイとなる16得点を挙げる活躍。

 背番号10を託された森岡は、負傷で出遅れたものの、復帰後は2トップの一角として完全にレギュラー定着。終盤の出場12試合で5ゴール6アシストと卓越したパフォーマンスを披露して、オフにはセレッソ大阪が獲得に動いたが神戸への残留を決めた。

 岩波は、19歳という若さながらセンターバックのポジションを奪取。186センチの長身を生かした空中戦に加え、ビルドアップの面でも大きく貢献した。それだけに終盤に負った全治2ヶ月の右足関節内顆骨折が悔やまれる。

 彼らがJ1でも変わらぬ活躍を見せれば、昇格1年目での上位進出も見えてくるだろう。

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