香川は本当に守備が苦手なのか? ドルトムントとのスタイルの違いから見えてくるマンUでの不遇の要因

2014年03月02日(Sun)10時36分配信

text by 海老沢純一 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada
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クロップは評価していた香川の守備力

 では、逆にポゼッション率で上回った場合はどうなるのだろうか?

 今シーズン絶不調でクラブ初の降格も現実味を帯びてきたハンブルガーSVに0-3と、まさかの大敗を喫した22日のブンデスリーガ第22節では、何と64.9%ものポゼッション率を記録していた。

 つまり、この試合ではゲーゲンプレッシングが上手く機能しなかったが故に、ボールを持ちすぎて敗れたと言えるだろう。

 ヘルタやレバークーゼン、ボルフスブルク、ボルシアMGに敗れた試合でもポゼッション率で上回っていた。

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クロップ監督は香川の“守備力”を評価していた【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 そして、香川真司の現在の苦境は、ここに関連性があるのではないかと思う。香川は、マンチェスター・ユナイテッド移籍後に“守備ができない”と指摘されている。しかし、ドルトムントから去る際に、クロップ監督は守備面での戦力低下を懸念するほどに香川の守備力を評価していた。

 この「香川の守備力」とは、前線から絶えずプレスをかけ続けるファーストディフェンダーとしての守備力であって、押し込まれた際に激しいタックルを見舞う守備力とは違う。そして、これはチーム全体が連動するからこそ効果を発揮するのだ

 さらに攻撃面に関しては、高い位置でボールを奪うことによって生まれたスペースを使い、持ち前の俊敏性と高いスキルを生かしてゴールまで直結する動きを度々見せていた。

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