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戦術が迷走したマンU監督、力不足を認める。「理想とするレベルにない。常に私がチームの責任をとる」

マンチェスターダービーで完敗したユナイテッド。モイーズ監督は「力不足だった」と試合後に吐露。また、自分の理想にチームのレベルが達していないことを認めた。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「好機も作っただけに残念だったが、力不足だった」

戦術が迷走したマンU監督、力不足を認める。「理想とするレベルにない。常に私がチームの責任をとる」
デイビッド・モイーズ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 マンチェスター・ユナイテッドは25日、プレミアリーグ第31節で宿敵マンチェスター・シティとホームで対戦し、0-3で惨敗した。

 今回は従来の4-2-3-1の布陣ではなく、守備的MFを3枚敷いた4-3-3の布陣で臨んだユナイテッドは、3トップに左からウェルベック、ルーニー、マタが入り、フェライニがトップ下と守備的MFの位置を兼任する役目を担った。

 ユナイテッドは開始直後、相手の素早いパス回しに翻弄され、ペナルティエリア左に侵入したナスリの放ったシュートが左ポストに当たり、中央に跳ね返ったボールをジェコに詰められた。

 後半11分、シティは右CKからファーディナンドのマークを振り切ってニアポストに走ったジェコが右上隅にダイレクトボレーで追加点を決めると、終了間際にはペナルティエリア外中央にこぼれたボールをトゥーレが拾い、寄せてきたエブラをワンタッチで振り切ってペナルティエリア内に侵入すると、ゴール左隅に流し込んだ。

デイビッド・モイーズ監督は試合後、次のように語った。

「いいスタートを切れなかったのは確かだ。序盤の15分は相手に押し込まれたし、開始40秒で失点を許したのが試合を難しくした。我々は好機を作れなかったが、徐々に良くなった。2失点目を喫するまでは好機も作っただけに残念だったが、力不足だった」

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