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森脇良太だけではなかった! 意外といるベンチで退場処分を受けたJリーガー

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

Jリーグ史上初ベンチ退場処分を受けたのはヴェンゲルの申し子

 試合後半に交代してベンチにいたにもかかわらず、追加点に喜ぶチームメートのもとに駆け寄ったことで《交代要員または交代して退いた競技者は、フィールド周辺及びテクニカルエリア周辺から離れなければならない》という部分に抵触したとのことで、二枚目の警告を受けて退場となった(「詳しくはこちらに」)。

「さすが森脇。記録にも記憶にも残る退場劇だ」とネット上でも話題になったが、Jリーグでも過去にベンチから退場処分を受けた選手は存在する。

 Jリーグ史上初めてベンチから退場処分を受けたのは、名古屋グランパスエイト(当時)に所属していた中西哲生である。1995年のヴェルディ川崎戦(当時)でベンチから審判に侮辱行為をしたとしてレッドカードで退場となった。

 2002年には東京ヴェルディ1969(当時)の平本一樹が、2005年には川崎フロンターレの森勇介が、それぞれベンチから審判に向かって暴言を吐いたとして退場処分を受けている。

 2006年にはJ2のベガルタ仙台に所属していた小針清允が、判定に納得がいかず、ベンチを出て副審に向かって拍手し、それが侮辱的な身振りをしたとして退場を宣告されている。近年では2010年に名古屋グランパスの高木義成が主審に執拗に抗議したという理由で、横浜F・マリノス戦で退場処分を命じられている。

 いずれのケースも主審や副審の判定に対する抗議や暴言であることがわかる。喜び過ぎて退場したという森脇のケースは、やはり彼らしい珍事だったといえるだろう。

【了】

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