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本田圭佑 10年前

現地紙が満場一致で本田を高評価。「魔法から解けた」「後半はほぼ本田から攻撃がスタート」

勝利したフィオレンティーナ戦、イタリア現地紙はミラン勝利に貢献した本田圭佑にいずれも高評価を与えた。献身的な守備、そして連携面が向上したことが合格点につながったようだ。

text by 編集部

「後半はほとんどすべての攻撃への転換は彼からスタートしていた」

 26日のフィオレンティーナ戦、右攻撃的MFで先発フル出場したACミラン本田圭佑が27日付イタリア地元紙で、いずれも『6.5点』という満場一致の合格点を与えられた。

「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は『6.5点』の高い評価。

「時間が過ぎるごとに目覚めた。チームメートたちとのコミュニケーションは不全だったが、やっと魔法から解けたようだった」と寸評。本来の力を発揮し始めた、という評価だ。放ったシュートは3本。ドリブル成功は3分の2回。縦のロングパス1回と集計している。

 MVPはゴールを決めたバロテッリの『7.5点』。ムンタリにも『7.5点』、先制点のメクセスに『7点』と高評価が続いた。ボネーラ、ラミ、デヨング、ターラブと本田は同じ『6.5点』だった。

「コリエレ・デロ・スポルト」紙も『6.5点』。

「パワーとモチベーションに満ちたプレーとそれほどポジティブではないプレーが交互にみられた。後半はほとんどすべての攻撃への転換は彼からスタートしていた」と後半のプレーを高く評価した。メクセス、ターラブ、バロテッリが最高の『7点』だった。

「トゥット・スポルト」も『6.5点』。寸評もポジティブだ。

「初めの試みはセンセーショナルなシュートだった。そしてトモヴィッチを苦しめ、徐々に調子を上げた。守備のカバーや犠牲を払いながらのプレーだった」

 最高点はバロテッリの『7.5点』だった。

 公式戦6試合ぶりのミランの勝利に貢献した本田には、全紙『6.5点』という高い評価が付けられた。フィオレンティーナ戦では献身的に守備をこなし、チームの勝利に貢献。連携面でも改善が見られた。さらに向上していくことで、“本田株”も回復していくはずだ。

【了】

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