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セリエA 10年前

セードルフ監督、苦戦続くミランの状況を分析「マンUのように難しい時期。我慢が必要」

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「カカのクオリティーを活かしたい」

――サパタの状態はいかがでしょう?

「元気だ。センターバックはいいプレーをしている。サイドバック? ポーリもディフェンダーとして多面的で有効だ。たくさんの選手がチームに多くの価値をもたらすことができる」

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マリオ・バロテッリ【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――フィレンツェでの試合は戦術面でのターニングポイントだったのでしょうか?

「アトレティコ戦からポーリにある仕事をさせて、カカをセカンドストライカーにしようとしている。リカルド(カカのこと)をよく知っている。彼のクオリティーを活かしたい。リカルドは試合で決定的な仕事をしている。より敵のゴールに近い位置にいてほしい。そこに置くことははっきりとした選択としてある。多くのことがまだできると思う」

――ミランの未来についてどうお考えですか?

「マンチェスター・ユナイテッドのように、難しい過渡期を過ぎている。目標を定めたい。競争力を持たせたいのは変わらない。今は我慢が大切。懸命さが伝われば、サポーターは去っていかない。ミランに楽観している」

――前節ゴールを決めたバロテッリについてはいかがですか?

「多くのことを賞賛した。クオリティーにも、チームへの貢献度的にも。私が来てから攻守に常によくやっている。より向上している。彼は発達している。こういうプレーを全部できれば、みんなが喜ぶし、イタリアのサッカーにとっても喜ばしい。彼の力を持続させるときが来たということ」

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