「どうしようもできない力が働いた」
一方、アウェイゲームに臨んだ2チームは苦戦続きながらも、なんとか勝ち点1を確保。タイのブリーラム・ユナイテッドと対戦したセレッソ大阪は、2点を先行されながらも終盤に追いつき、2-2の引き分けに持ち込んでいる。
そして物議を醸したのが、FCソウルとのアウェイゲームに臨んだサンフレッチェ広島の試合だろう。2-1とリードした終盤、試合終了間際にセットプレーでのファウルから水本が退場となり、PKを与えている。これはGK林が見事にセーブしたが、試合はこれで終わらなかった。さらにロスタイムにも再びPKを宣告されて失点。2-2のドローに終わり。
この理不尽とも言える判定の連続には、日頃は冷静な森保監督も珍しく激高し、「どうしようもできない力が働いた。2点目を取ってから判定が偏った」と試合後に語るなど不満を露にしている。
クラブ側も「試合全体を通じて勝敗に影響を及ぼす意図的な判定があったのではないか」との抗議文をAFCに提出したことを明かしており、公式HP上では「アジアのチャンピオンを決める大会ということを鑑みても、このような判定をスタンダードなものとして受け入れることはできません」と表明している。AFCがどのような回答をするかは不明だが、注目されそうだ。
4節を終えて日本勢の入ったグループはどこも混戦模様。日本勢が残り2試合を連勝すれば2位以内に入る可能性を残しているだけに、ラストスパートの巻き返しが期待される。
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