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本田圭佑 10年前

本田は2試合欠場の見込み、現地紙報じる。エル・シャラウィ復帰でポジション争いはさらに激化か

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「エル・シャラウィの復帰後、2列目はより多くの組み合わせが可能となる」

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右サイドでの出場が有力視されるポーリ【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「ポーリが有力だが、他の選手にも可能性はある。ロビーニョは今季ベンチが多かった。セードルフのシステムでは、アッレグリ監督の4-3-3のシステムとは異なり、不十分な答えしか出せていなかった。

 技術的にはロビーニョの方が優秀かもしれないが、組織されたグループの主役からは遠い。14ゴール決め(イブラヒモビッチとパトもたくさん決めたが)スクデットを獲得した時からは遠い。

 アスリートの面でも、輝きを欠いている。モチベーションが低いのかもしれない。ロビーニョにはポジティブなショックが必要だ。セードルフのプロジェクトで、彼を目覚めさせ、モチベーションを引き寄せることが必要。

 クラレンス(・セードルフ)は本田が不在の間に、ブラジル人を目覚めされることができるかもしれない。エル・シャラウィの復帰後、ミランのクリエイティブな2列目、1トップ下の3人はより多くの組み合わせが可能となる」

 本田の代わりに、ポーリのみならず、ブラジル代表ロビーニョが抜擢することでドリブラーに奮起を促すシナリオも提示している。ミランの明るい未来であるイタリア代表FWエル・シャラウィも長期離脱から復帰間近だ。

 そうなると、トップ下のバリエーションが増し、本田が故障で戦線離脱を余儀なくされるのであれば、チーム内での競争が再び厳しくなることを意味する。

【了】

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