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本田圭佑 10年前

本田は足首の捻挫、セードルフ明かす。監督は信頼を強調「彼はビッグプレーヤー。選手としても性格も好き」

状態が心配された本田圭佑の負傷具合だが、足首の捻挫で重症ではないという。セードルフ監督が明かしている。同時に、欠場することになっても信頼は揺らがないことを強調。10番はチーム内で確固たる地位を築きつつある。

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「本田はビッグプレーヤーのメンタリティーを持っている」

 ACミランのクラレンス・セードルフ監督が13日カターニャ戦へ向けての前日会見に出席し、MF本田圭佑の欠場を明言した。

――本田の負傷は残念です。

「このケガが起きたのが2日前の話だったら、回復してこの試合にも起用できたが、足首が腫れていた。リスクは負えない。残念だ。すごく一生懸命ずっと努力してきた。チームに溶け込んできた。いい具合に復帰をしてくれると信じている」

――本田はとても礼儀正しい選手だが、ラツィオ戦で火花が散った。「Why?」とボディランゲージで不満を示したが、そこから、結果を出し始めた。

「彼はビッグプレーヤーのメンタリティーを持っている。我々はとてもいい関係だ。僕は彼をとても好きだ。性格も、選手としても。『Why?』のジェスチャーは試合中だったから、コメントしなかったが、とてもオープンで要求によく応えてくれる。

 彼のアグレッシブな部分に火がついたのだろうが、本田はもっとできるということを信じていた。でも僕の意見は違った。『このリーグは複雑なんだ、時間をかけろ、自分で自分を責めるな。やりたいことがやりたいようにいかなくても、君を信じている』と言ってきた。

 そして本田は試合で応えてくれた。その前の試合でも100%のパフォーマンスでなくとも、最後にゴールで応えてくれた。早く回復して欲しい」

――サポーターとの関係は?

「ミランのサポーターはとても賢い。明日はまた違う日になる。ホームでチームをより強くする。もっと持続性を持って勝てるようにしたい。これから2試合ホームだ。カターニャ戦では諦めずに戦う。活力のあるチームにしたい。

 シーズン最後まで、結果を続けて出したい。チームは常にポジティブな兆候を見せている。集中してプレーも練習もやっている。私は楽観している。いいアプローチができているので、ここ最近の試合のようにいい試合をしたい」

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