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CLベスト4、1stレグ。アトレティコの要塞へ乗り込むチェルシー。浅からぬ縁を持つ両者、ショートカウンター対決を制するのは?

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

イバノビッチ出場停止は痛手。アトレティコはジエゴ・コスタ起用可能でほぼ万全

 チェルシーの生命線とも言える中盤2列目では、エデン・アザールが負傷によって欠場することが濃厚となっている。ただ、代わって左ウイングに入ることが予想されるアンドレ・シュールレも十分な実力を備えているだけに大幅な戦力ダウンにはならないだろう。

 しかし不動の右サイドバック、ブラニスラフ・イバノビッチの累積警告による出場停止は、ジョゼ・モウリーニョ監督にとっても代えの利かない選手だけに頭の痛い問題だ。

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ジエゴ・コスタは負傷から復帰【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 今シーズン途中から左サイドバックに定着したセサル・アスピリクエタが右へ回り、アシュリー・コールが左サイドバックに入ることが予想される。しかし、アシュリー・コールは最後の先発出場が1月26日に行われたFAカップ4回戦のサンダーランド戦だけあって試合勘の不足が懸念される。

 前線からハイプレスをかけるショートカウンター同士の対決となるアトレティコ戦では、運動量の多さが明暗を分ける可能性が高いだけにアシュリー・コールが90分走り切ることが出来るか不安だ。

 ホームのアトレティコは、負傷が懸念されていたジエゴ・コスタが18日のエルチェ戦にフル出場して1得点を記録。チェルシー戦にも出場可能な状態となっている。

 そけい部を痛めているアルダ・トゥランに関してはエルチェ戦も欠場し出場が微妙。欠場となった場合は、センターハーフのラウール・ガルシアが右サイドへ回り、元チェルシーのチアゴ・メンデスがセンターハーフに入る可能性が高い。

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