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2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って:第7回 小林祐希(ジュビロ磐田)

眩い光を放った東京ヴェルディユースの92年組。プロに進んだ者もいれば、大学に進んだ者もいる。彼らの足跡を追う。

シリーズ:2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って text by 海江田哲朗 photo by Tetsuro Kaieda , Kenzaburo Matsuoka

トップ昇格の翌年に「キャプテンで10番」も、シーズン途中に移籍

2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って:第7回 小林祐希(ジュビロ磐田)
小林祐希(ジュビロ磐田)。ヤマハ大久保グラウンドにて【写真:海江田哲朗】

 大きな期待を集める東京ヴェルディユース92年組のなかでも、小林祐希(ジュビロ磐田)に懸けられたそれは特別だった。卓抜した左足のキックと戦局を掌握する能力を持ち、早くから将来を嘱望されてきた選手だ。

 2011年、東京ヴェルディユースからトップに昇格し、34試合2得点をマーク。2012年は10番を背負い、キャプテンを任された。ところが、シーズン途中の7月、ジュビロ磐田にレンタル移籍。12月には同クラブへの完全移籍が発表された。

 2012年7月22日 J2第25節 東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本(2‐0)
 2014年3月22日 J2第4節 ジュビロ磐田 vs アビスパ福岡(3‐3)

 前者は、小林が東京ヴェルディで出場した最後の試合。後者は、ジュビロ磐田に移籍したあと、ほぼ1年ぶりに出場した試合だ。その間、1年半の年月が流れている。脚光を浴びることなく、静かに潜伏した期間。そこで、彼は人知れずどう変わっていったのか。

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