ポルトガル対ガーナ　寸評

　グループG、最終戦、ポルトガル対ガーナの一戦は、両軍共に勝利が決勝トーナメント進出のための最低条件なので、攻め合う魅力的な試合展開になる。しかし、フォワードが決定機を決めきれないために、スコアが動かない。すると、前半30分、ボイェが、まさかのクリアミスでオウンゴール。ポルトガルが先制点を手にする。

　まずは一点返したいガーナは、後半12分にギャンのゴールで同点に追いつく。しかし、その後は何度かチャンスを逃し、ネットを揺らせない。また、ポルトガルも何度もロナウドが決定機を逃し続ける。すると、後半35分に、ガーナのキーパーのクリアミスを、そのロナウドが押し込み、ポルトガルが勝ち越しに成功する。その後も、お互い攻めるが、そのまま試合終了。2-1でポルトガルが勝利をおさめた。

　裏の試合では、アメリカがドイツに破れ、ポルトガルはアメリカに勝ち点で並ぶものの、結局、得失点差でアメリカを下回り、グループリーグで敗退してしまった。

（文：内藤秀明）

【了】

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