フットボールチャンネル

Jリーグ 10年前

2020年東京五輪サッカー競技のキャンプ地に立候補。町田市が持つ大きなポテンシャル

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催される。そのサッカー競技のキャンプ地に東京都町田市が手を挙げた。どのような理由があるのか? 町田サッカー協会理事であり、企画委員会の岸本直也さんに話を聞いた。

text by 小澤亮太 photo by Masahiro Ura

街作りに生かしたいスポーツを支える組織

2020年東京五輪サッカー競技のキャンプ地に立候補。町田市が持つ大きなポテンシャル
町田サッカー協会公式ホームページ

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催される。そのサッカー競技のキャンプ地に東京都町田市が手を挙げた。町田サッカー協会はその招致に向けて、どのような取り組みを行い、将来の町田市にどのような還元をもたらしたいと考えているのか。町田サッカー協会理事であり、企画委員会の岸本直也さんに話を聞いた。

――2020年の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ招致をしようと考えた理由は何でしょうか?

「2010年に町田市サッカー協会は『アクションプラン』というのを立ち上げ、行政や他団体と対等に様々な事業ができるように社団法人化を目指しました。2011年に一般社団法人にはなったのですが、なかなか事業が進んでいない現状で、企画委員会を作って、今後何をするか色々な提案をしていこうと組織化しました。また、町田市サッカー協会では新たな取り組みとしてフットサル委員会も立ち上げました。

 昨年東京国体の開催にあたって、町田市ではサッカー、バレーボール、バトミントン、軟式野球を担当しました。そのとき市で募集したボランティアに1300人くらいの方が登録をされて、スポーツを支える、町田市の魅力を伝えるという大きな役割を果たしてくれました。

 行政としてもその組織を終わらせてしまうのはもったいない、街作りに生かしたいというというのがもう一つの大きな理由です。4月には町田市の中の企画政策課にオリンピック・パラリンピックキャンプ招致のための部署を立ち上げました」

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top