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レバークーゼン、CLプレーオフでFCコペンハーゲンに3-2先勝。指揮官交代で攻撃的に変身、成功のキーマンはソン・フンミン

text by 本田千尋 photo by Getty Images

サイドから中央へ。ソン・フンミンの動きがカギ

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ソン・フンミンの動きがカギとなる【写真:Getty Images】

 それでも最終的にはレバークーゼンの勢いが勝る。31分には、ソンを目がけたロングボールが、相手のCBニルソンの背に当たってこぼれたところをベララビが詰める。2-2。

 スコアが同点となってからは、左サイドのソンがペナルティエリアの手前、中央でボールを受けようとする動きを見せ始め、ゲームは徐々に落ち着きを見せ始める。

 そして42分、チャルハノールのラストパスをソンがねじ込んだ。結局この得点が勝ち越しゴールとなって、レバークーゼンが3-2のスコアでプレーオフの1stレグを制することとなった。

 指揮官がヒーピアからシュミットに変わったことによって、レバークーゼンは劇的に変わった。

 そのスタイルと慌ただしさによって危うさが目立ったが、ソンが中央へと入る動きを見せ始めると、キースリンク、チャルハノールとともに効果的な攻撃を仕掛けるところもあった。いずれにせよ、昨季とは打って変わって果敢な攻撃的サッカーに変わったのは確かである。

 23日のブンデスリーガ開幕戦では、シュミットとレバークーゼンはクロップのドルトムントと対戦する。

【了】

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