バイエルン・ミュンヘンが8月31日に公式HPでボルシア・メンヒェングラットバッハからの獲得を発表したドイツU-19代表のジナン・クルト（18）について、ボルシアMGのエグゼクティブ・ディレクターであるマックス・エーベアル氏が激しく批判した。3日付の独大衆紙ビルトが報じている。

　エーベアル氏はかねてからボルシアMGで養成されたクルトのボルシアMGでのプロとしてのメンバー入りを期待していた。しかしクルトが今夏バイエルンと4年間の複数年契約を結んだことで、同氏はクルトを激しく批判した。それによって、ソーシャル・メディアはボルシアMGのファンによってひどい荒れ模様となっている。

　こうした状況に対してクルトは「グラットバッハからの侮辱は僕をただ熱くする！」と反論した。将来を嘱望されるドイツU-19代表のタレントは「（バイエルンへの移籍は）金の問題じゃないんだ。僕はグラットバッハとミュンヘンでのスポーツ的な観点からの展望を比較した。そしてようやくバイエルンに行くことを決めたんだよ」とビルト紙にコメントを残した。

　5日にクルトは、ドイツU-19代表の一員としてケルンで行なわれるオランダ代表U-19とのテストマッチに臨む予定となっている。

【了】

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