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本田圭佑 10年前

セリエA第2節直前プレビュー。ミラン、メネズをCF起用で本田は右WGか。長友は右WBで先発へ

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

左WBにはドドが台頭。長友は右で先発へ

 一方、長友の所属するインテルはサッスオーロと対戦。前節のトリノ戦ではベンチスタートだった彼は3-5-2の右ウイングバックとして先発が濃厚視されている。ガゼッタ・デッロ・スポルトの予想スタメンは以下の通り。

GKハンダノビッチ
DFアンドレオッリ、ラノッキア、ファン・ジェズス
MF長友、エルナネス、メデル、コバチッチ、ドド
FWイカルディ、オズバルド

 この試合ではジョナタンが故障で欠場。昨シーズンまで長友の定位置だった左ウイングバックには、左利きのテクニシャンであるドドが台頭してきているため、こういう並びになると予想されている。右からのチャンスメイクと同時に、ドドの左クロスへ詰めてゴールに絡めるかどうかも重要なポイントとなる。

 昨シーズン、サッスオーロからはアウェーの試合で7得点をもぎ取ったが、今の彼らは当然あの時と別だ。ベラルディやザザ、N.サンソーネとイタリア期待の若手3人がずらりと揃う前線はそのままに、今シーズンは後方を重点的に補強。長友の対峙する左SBには、ユーベから移籍したペルーゾが出る模様だ。

 左のスペースを固めつつ、卓越した走力で前に出てくるこのアウトサイドは、バックアップとはいえコンテ監督(当時)も信頼を置いていた。

 右CBのアンドレオッリは、突破力のあるサンソーネへの対応に忙殺されることになるはず。サイドのスペースを埋めてペルーゾを走りこませないようにするのは長友の仕事となる。守備の堅実性でも結果が出せるかどうかに注目したい。

【了】

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