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主役に就いた“もう1人のシンジ”。今季4得点目の岡崎を地元紙も高く評価。「カガワからショーを奪う」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ビルト紙に「カガワ」の名前はなし。岡崎と明暗分かれる

 21日付の大衆紙ビルトは「PK失敗とオウンゴール」「BVBが自滅する」と見出しを大きくした。

 ビルト紙による対マインツ戦の先発陣の採点は次のとおり。

【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ピシュチェク「4」、ソクラティス「4」、ギンター「5」、ドゥルム「4」、【MF】ヨジッチ「4」、ベンダー「4」、オバメヤン「5」、香川「5」、グロスクロイツ「3」、【FW】ラモス「5」。

 トップ下で65分まで出場した香川真司には6段階評価で「5」と厳しい評価である。

 ビルト紙:「インモービレはエゴイスティックにシュートを放ち、ギンターは2度のマインツ・ゴールを作り出す」

 同紙は「黒と黄色のヨーロッパの巨人は自滅する!」と記して、「クロップのBVB 時代で初めてクラブの最初の4試合で2回敗戦する」とした。

 続いてラモスがチャンスを逃し続けたこと、インモービレがPKを失敗したことが記されて、ビルト紙は「ようやくオカザキはBVBのディフェンスに0-1でショックを与える(66分)」と記している。

 また同紙によればクロップはTV局のスカイに「我々は自分達のチャンスを物にすることが出来なかった。そして両方の失点で悪くディフェンスをした」と語っている。

 ブンデスリーガ第4節、マインツ対ドルトムントの一戦を報じるビルト紙の記事の中では、残念ながら「カガワ」の名前は見受けられなかった。

 なお、殊勲のゴールを決めた岡崎に対する採点は「2」と高評価になっており、岡崎自身は20日に行なわれた試合のベストイレブンに選出されている。

【了】

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