内田篤人が所属するシャルケが7日、イェンス・ケラー監督の解任を発表した。数日前から解任が噂され、6日には「シュピーゲル」など複数のドイツメディアで「解任に向け圧力が強まっている」と報じられていた。

　ケラー監督解任と同時にアシスタントコーチのペーター・ヘアマンとGKコーチのホルガー・ゲールケもチームを離れることが発表されている。

　2012年12月からシャルケを率いていたケラー監督は全76試合を指揮して36勝16分24敗の成績だったが、今シーズンは開幕か調子が上がらずリーグ戦では2勝2分3敗の11位と低調なパフォーマンスを批判されていた。ブンデスリーガでは、今季すでにハンブルガーSVがミルコ・スロムカ監督を解任しており、今回が2件目となる。

　ホルスト・ヘルトSDは「ダービーに勝利し、先月末のイングリッシュウィーク（週末と週中の両方に試合がある過密日程のことで、常に過密日程のイングランドに由来する）で勝ち点７を獲得したポジティブな流れを継続できなかった」、「我々の目標を達成するための一貫性に欠いている」と解任の理由をクラブ公式HP上で説明している。

　なお、併せて後任にかつてチェルシーをチャンピオンズリーグ制覇に導いたロベルト・ディ・マッテオ氏と2017年6月末までの契約を結んだことも発表した。ディ・マッテオ新監督についてヘルトSDは「チームを安定させ、チャンピオンズリーグとブンデスリーガで我々の目標を達成できるよう導いてくれると確信している」とコメント。

　ディ・マッテオ新監督はインターナショナルマッチウィーク明けの18日に行われるヘルタ・ベルリン戦から指揮を執る予定となっている。

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