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ディ・マッテオ新監督「ここで仕事ができるのが非常に楽しみだ」

text by 編集部 photo by Getty Images

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シャルケのロベルト・ディ・マッテオ新監督が就任会見を行った【写真:Getty Images】

 内田篤人の所属するシャルケは8日、ホームスタジアムのヴェルティンス・アレーナで、ロベルト・ディ・マッテオ新監督の就任会見を行った。

 同監督はシャルケの第一印象を「とてもポジティブだ。設備、チームそして関係者はよく知っている。ここで仕事ができるのは非常に楽しみ」と語っている。ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督とも旧知の仲であり、その他の知人からも「シャルケの話は聞いている。みんな非常にポジティブだった」と聞いていた通りだったようだ。

 シャルケの試合はすでによく見たようで「素晴らしいポテンシャルを持ったチーム」と感じている様子。しかし、「ディフェンスにいくつかの問題がある。数名の怪我人もいる」とディフェンシブな戦術を好む監督らしく、ディフェンスが気になるようだった。

 しかし、ディフェンシブにしようと考えているわけではない。「重要なのはバランスだ」と当然多くの得点も考えている。フォーメンションも臨機応変に対応するつもりだ。ただし、4バックという点は崩さないと明かした。

 ブンデスリーガでの目標はチャンピオンズリーグ(CL)出権の獲得で、現在行われているCLについて「まずはグループステージの突破だ。そのためには次のスポルティング・リスボン戦は重要」と話している。そのCLで、古巣のチェルシーと対戦するが「まだ先の話だ。まずは再開後のヘルタ(・ベルリン)戦。そしてその次の試合」と一試合一試合戦っていくという。

 選手とは、長年の経験から「個人個人考えが違うことはわかっている」と積極的にコミュニケーションを取っていく方針の様子。さらに「若い選手にもチャンスは与えていく」と実力次第で若手にチャンスを与えていくようだ。

 コミュニケーションについて、監督はドイツ語を話せるが、自身が連れてきたコーチ陣はイタリア人。しかし「英語を話せる。基本的には英語。しかし、家庭教師もつける予定だ」と意思疎通するための準備はしている。

 ブンデスリーガについては常に興味を持ち観察を続けていた様子で「魅力的で、スタジアムは常に満員。攻守の切り替えが早く、プレミアリーグに近いものがある」と印象を語っている。

 さっそく9日から選手たちと対面し、練習を開始する。7節が終了し11位と厳しい状況に「サッカーに奇跡はない。時間と我慢が必要」と難しい仕事であると理解している。それでも「選手一人一人が全力を尽くす必要がある。各選手が全力をだし、チームが一丸となって戦えるように手助けしたい」と意気込んでいる。

【了】

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