ギニア代表バングーラにエボラ出血熱感染のおそれ。代表から離脱しスペイン帰還へ
2014年10月10日(金)5時25分配信
ラージョ・バジェカーノに所属するギニア代表ラス・バングーラはエボラ出血熱感染のおそれがあるとして、代表から離脱し所属クラブのあるマドリードへ帰還することになった。9日イギリス『ガーディアン』が伝えている。
バングーラの母国であるギニアでは、今年西アフリカを中心に猛威を振るっているエボラ出血者の感染者が1200人以上、800人近い死者を出している。その為、今週行われるアフリカネーションズカップ予選のホームゲーム(ガーナ戦)もモロッコで行われる予定となっていた。
バングーラはマドリードへ戻るが、スペインでも先日、ヨーロッパで初の感染者が確認されるなど被害が出始めている。スペイン当局の発表では、現在までに7人が隔離病棟へ移され、ほか84人にも感染の疑いがあるという。
また、同じくスペインのクラブ、セルタ・ビーゴのカルロス・モウリーニョ会長はガボン代表レヴィ・マディンダについて、ガボンサッカー協会に対しチームに戻すよう要請。しかし、協会側はこれを拒否しているという。
サッカー界にもエボラ出血熱の脅威が少しづつ迫ってきている。
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