今年37歳を迎えた元レアル・マドリーのFWラウール・ゴンサレスは古巣に幹部、もしくは下部組織の監督として帰還する前に、今季アメリカの MLS(メジャーリーグサッカー)2部に所属するニューヨーク・コスモスと1年の契約を交わす見込み。9日にスペイン「マルカ」が伝えている。
ラウール・ゴンサレスはマドリーのカンテラが生み出した一番の至宝と言っても過言ではない。スペイン代表、そしてレアル・マドリーの「永遠の7番」として有名なクラブの伝説である。
7月にアル・サッドと契約が満了したラウールは一度引退を表明したものの、それを撤回。70年代にペレやベッケンバウアーが在籍したクラブで引退したいようだ。現時点では元スペイン代表MFマルコス・セナが所属しており、ラウールはここ数日間チームと共に練習に参加しているとのこと。
同紙によると、同選手は最初2年の契約を結ぶつもりだったが、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長の執拗な要望によって1年で済ます模様。
近い将来監督になりたいラウールはマドリーで最低半年かかるコーチライセンスを取る予定。クラブに戻った暁には幹部として迎えられるのか、下部組織の監督かはまだ定かでない。
現在NYコスモスは1部リーグ昇進プレーオフ圏内の3位に位置している。MLS2部リーグは11月に終わる予定。
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