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ベイルはHSV移籍目前だった!元HSV監督が激白。

text by 編集部 photo by Getty Images

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ガレス・ベイルはハンブルガーSV(HSV)移籍目前だったという【写真:Getty Images】

 ドイツ紙『モルゲン・ポスト』は11日、レアル・マドリーのMFガレス・ベイルはハンブルガーSV(HSV)移籍目前だったと、元HSV監督のマルティン・ヨル氏が明かしたことを伝えている。

 同紙によれば、ヨル氏はイギリスのラジオ番組『トークスポーツ』に出演し、この話題について語ったようだ。

 同氏は15歳の時にベイルの才能を見抜いていた様子で「私は彼のポテンシャルを確信していた」とコメント。そして2007年のトッテナム監督時代にサウサンプトンからベイルを獲得した。しかし、2008年にトッテナムを解任されてしまい、翌シーズンからはHSVへ移っている。

 ベイルはそのままトッテナムに残留したものの、チームが彼のパフォーマンスに満足しておらず、売却を検討していたという。ヨル氏は「私がHSVに行ったときに、スパーズ(トッテナムの愛称)で、彼はすべての実力を発揮することができていなかった」と魅力的に思えるほどの選手ではなかったと話す。

 その上、当時19歳だったにも関わらず、ベイルは約9億円と途方もない移籍金だった模様。その金額に「とてつもない移籍金を払う必要があり、HSVはその金額を払う余裕はなかった」と振り返る。

 それでも「我々はあきらめきれず、レンタルでも獲得できないか打診したんだ」と同氏は明かした。しかし、トッテナム側は首を縦にはふらなかったようだ。

 当時を振り返り「移籍金さえ払えば獲得できたんだ。彼はこの時、全く出場できていなかったからね」といまだ後悔している様子。しかし、「確かにHSVにとって、リスクは大きかった」と理解はしている。

 その後のベイルは周知の事実で、今では世界最強軍団の呼び声高いレアルの一員。チャンピオンズリーグも制覇し、現在その価値は約124億円となっている。

【了】

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