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ピルロ、パフォーマンスに非難集中もパレルモ戦先発へ。“レジスタ”として攻撃のタクトを振るう

text by 編集部 photo by Getty Images

パフォーマンスに非難が集中しているピルロ。しかし、パレルモ戦でも"レジスタ"は継続か。
ユベントスのアンドレア・ピルロ【写真:Getty Images】

 ユベントスは、22日に行われたチャンピオンズリーグのグループステージにおいてアウェイでオリンピアコスに敗れた。現地メディアでは、失点の原因となったパスミスを犯したMFアンドレア・ピルロに非難が集中している。

 しかし、26日に行なわれるセリエA第8節パレルモ戦では、メディアはピルロのアンカーでの起用を予想しているようだ。

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督はイタリア紙『トゥット・スポルト』に、ピルロに必要なことはリズムだけであり、それは試合に継続して出場することで取り戻せることを説明した。パレルモ戦でも依然ピルロは“レジスタ(演出家)”として、ユベントスの攻撃のタクトを振るうこととなりそうだ。

 一方で、現在のユベントスがアッレグリ監督の色を打ち出せていないことも事実。メディアは前監督のアントニオ・コンテの影を追っている。アッレグリ監督は記者会見で「幻影を気にしているのはメディアだけ。コンテは素晴らしい3年間を過ごしたが、もう過ぎ去った過去」と発言したものの、説得力のあるサッカーを見せることが出来ていない。

 同監督は2010年にミランの監督に就任した際も、シーズン途中までは前任者のシステムを踏襲し、徐々に変革を加えていく手法を取っていた。今後は同じくユベントスにも少しずつ修正を加えていくことが予想される。パレルモ戦の結果次第では、ピルロの役割に変化が加えられる可能性も高い。

 ユベントス対パレルモは日本時間26日の23:00より開始される。

【了】

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