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スウェーデンの英雄ラーション、残留を置き土産に同国1部チームの監督を辞任。息子も在籍する古巣へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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ラーションは息子も在籍するヘルシンボリの監督に就任か【写真:Getty Images】

 スウェーデン代表として106試合出場39得点という記録を持つ同国のレジェンド、ヘンリク・ラーション氏がスウェーデン1部リーグ、ファルケンベリFFの監督を辞任。現地時間10日、『ガーディアン』など英国複数メディアでも報じられた。

 スウェーデンの国内リーグは先日、シーズンの全日程を終了。全16チーム中下位2チームが自動降格となり、14位は2部リーグ3位のチームとプレーオフを戦う。ラーション氏が率いたファルケンベリFFは13位、なんとか残留を決めている。

 元々、規模や予算が少ないスウェーデンリーグ。ファルケンベリFFは中でも財政の厳しいチームのようで、そうした状況下で残留を果たしたラーション氏の手腕は高く評価されているようだ。

 ファルケンベリFFのスポーティングディレクターを務めるハカン・ニルソンは「(ラーションには)残って欲しいが、彼の決断を尊重する」と声明を出した。しかし、ラーション氏の退団は全く予期していなかったともコメント。

 注目されるラーションの去就だが、どうやらヘルシンボリIFの監督就任で話は進んでいるようだ。ヘルシンボリは彼がプロデビューし、キャリアを終えたクラブで、彼の息子ジョーダン・ラーションも所属している。

 かつてセルティック、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した43歳が、いよいよ指揮官としてヨーロッパの舞台を沸かせるか。

【了】

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