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シメオネ監督、ウルトラス追放の可能性に沈黙「私はフットボールの監督だ」

text by 編集部 photo by Getty Images

シメオネ監督、ウルトラス追放の可能性に沈黙「私はフットボールの監督だ」
ディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、3日に行われる国王杯ベスト32・1stレグのロスピタレト戦前日の記者会見に応じた。スペインの複数メディアが2日に伝えている。

 30日に男性1名が死亡したアトレティコ本拠地カルデロンの周辺であった乱闘をきっかけに暴力に対しての対処法と、クラブのウルトラス軍団“フレンテ・アトレティコ”追放の可能性について聞かれた際シメオネ監督は「私は政治家ではない、フットボールの監督だ。そういう判断を下す為にいるわけではないが、暴力は非難させてもらう」と多くを語らなかった。

 フレンテ・アトレティコの排除とスタンドの閉鎖の可能性に関しては「この管轄の方々が両者とも利害が一致する方向で解決できたら良い。サッカーのスタジアムに平和が漂うことを願っているよ」と、現役時代にフレンテから記念のプレートを授かるなど両者の新密度が関係しているのか、双方の利害一致を求めた。

 また、アンチェロッティ監督とレーブ監督と共に2014最優秀監督賞最終候補3人の内に入ったことに関しては「テクニカルスタッフやフロント、そして特に選手達の努力が報われた。チームが残してきた成果の表れだよ」と謙遜した。

 なお、3日に行われるセグンダB(3部リーグ)に属するロスピタレトの一戦のモチベーションについては「出場機会の少ない選手たちにとって絶好のチャンスだ。私はそう考えているから彼らもそう考えてほしい」と述べた。

【了】

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