[INTERVIEW]野呂輝久代表取締役社長 新スタジアムに見る夢

2015年秋の竣工が待ち遠しいガンバの新スタジアム。いかに新たなファン・サポーターを獲得し、壮大なプロジェクトを成功させるかにガンバの未来が懸かっている。現在の手応え、思い描くビジョンを野呂輝久社長に聞いた。(※取材・撮影は2014年11月6日時点/本稿は2015年1月8日(木)発売の『フットボールサミット第27回』より一部抜粋して先行掲載しております)

2014年12月23日(Tue)10時00分配信

text by 鈴木康浩 photo GANBA OSAKA , Stadium construction fund-raising organization , editorial staff
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いかに4万人収容の新スタジアムにファン・サポーターを集めるのか

 ガンバ大阪の新スタジアムの全貌が見えてきた。

[INTERVIEW]野呂輝久代表取締役社長 新スタジアムに見る夢
【写真:cスタジアム建設募金団体】

 本誌でガンバ大阪の特集を組み、クラブハウスを訪れるのはおよそ1年ぶり。今回、最寄りの万博記念公園駅を降りてから歩いてクラブハウスを目指すと、まず巨大なショッピングモールらしき鉄骨郡が目に飛び込んできた。その先に、まだコンクリート打ちの新スタジアムの骨組みが姿を現したのである。しばしその場で歩を止めて見入ってしまった。

 いよいよかという高揚感。そして待ち遠しさ。ガンバ大阪のサポーターはさぞ幸せであろう。おまけにチームは2014シーズンのタイトル三つを制覇し、栄華を極めた。募金活動にも大きな追い風が吹いたのだろう。竣工予定は2015年秋である。

 今回、野呂輝久社長に伺いたいテーマはただ一つ。いかに4万人収容の新スタジアムにファン・サポーターを集めるのか。収容率60%で2万4000人。それがスタジアムの指定管理費をペイできる最低ラインであることは前回のインタビューで野呂社長自身が語っている。蓋を開けてみれば芳しくない、というのでは夢の劇場も台無しである。

 観客を増やすための展望をどう考えるのか。現状の手応えは。(インタビュー日時:11月6日、ナビスコ杯を獲得する2日前)

――明後日、まずは一つ目のタイトルですね。

「ええ。なまじタイトルを獲れる可能性だけは三つありますが、まず一つですね」

――今日も新スタジアムに絡むお話を伺いたいのですが、タイトルが獲れるほどチームが好調だとやはり募金活動のほうも順調でしょうか。

「年末までの期限ですから、いまはもう追い込みですね。現在で132億4000万円。おそらく135億円までは到達すると思っていまして、あと5億がどうなるか。この5億を達成できればスタジアム内にビジョンが二つ、それとバックスタンド側にも何部屋にも区切って販売できるVIPエリアを設置できます。メインスタンド側は法人向けですが、バックスタンド側は個人向けにも売り出すから使い勝手がいい。できれば設置にこぎつけたいんです」

――最後の5億円を達成できるかどうかの感触は。

「五分五分でしょうね。募金のお願いが出来る法人や組織、個人にはお声がけさせてもらっているので、あとは良いお返事を頂けるかどうかでしょう」

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