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決め手を欠きながらも1点を守ったローマ、新年初戦で勝ち点3


text by 編集部 photo by Getty Images

ウディネーゼ対ローマ
ストロートマンと対峙するディ・ナターレ【写真:Getty Images】

 セリエA第17節ウディネーゼ対ローマの一戦が6日に行われ、0-1でアウェイのローマが辛くも勝利を収めた。

 互いにアフリカ・ネーションズカップの影響で主力選手を欠いて迎えた2015年最初の試合。

 現在ウディネーゼはガーナ代表のバドゥとマリ代表のワゲ、ローマはマリ代表のケイタとコートジボワール代表のジェルビーニョが離脱している。

 アウェイに乗り込んだ2位ローマはイトゥルベが1ヶ月ぶりに先発出場し、移籍が噂されるデストロとエマヌエルソンはベンチスタートとなった。

 ウディネーゼはゲイホが今季2試合目の先発出場を果たし、ディ・ナターレと2トップを組む。

 最初のビッグチャンスは17分のローマ。トッティの蹴ったFKにアストーリが頭で合わせると、ボールはクロスバーに当たってゴールライン上に落ちる。

 一度はノーゴールを宣言されたように見えたが、ゴールのすぐ横に立っていた追加副審が得点を認め、ローマが先制に成功した。

 その後はスコアが動かず後半に入るが、決め手を欠く両者は思うようにチャンスを作れず、ローマ1点リードのまま終盤へ。

 するとアウェイのローマは選手交代をきっかけに徐々にゴールへ近づけるようになっていく。途中出場のフロレンツィやトロシディスがチームにバランスをもたらした。

 しかし、80分過ぎに思わぬ事態が発生する。相手の激しいタックルを受けたリャイッチが負傷し、エマヌエルソンとの交代を強いられた。倒れこんだままになったリャイッチは担架に載せられてピッチをあとにしている。

 交代で急きょ出場したエマヌエルソンは85分に自陣ペナルティエリア内でコネを後ろから倒すも、主審はノーファウルの判定。きわどいタックルだったが再びレフェリーに救われた。

 後半アディショナルタイムにはローマに2つ決定機が訪れるも、GKカルネジスに阻止されとどめを刺せず。

 それでもしっかり1点差を守り切ったローマが2015年最初の試合、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した。

【了】

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