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武藤、短い出場ながらプレーに手ごたえ「自信になった」

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤、短い出場ながらプレーに手ごたえ「自信になった」
短い時間でも存在感を発揮した武藤嘉紀【写真:Getty Images】

【日本 1-0 イラク アジア杯グループD第2節】

 日本代表は16日、アジア杯グループステージ第2戦でイラクと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 試合終了直前から途中出場した武藤嘉紀は、短い時間の中で鋭い仕掛けも見せ、存在感を示した。それについて、「相手も疲れている状態でしたし、監督からは1対1だったら全部仕掛けろと言われました」とハビエル・アギーレ監督から明確な指示があったことを明かした。

 相手の足が止まり、前方にスペースが空いた中で納得のいくプレーができたようで、「今日は少ない時間だったんですけど、自分が思った通りのプレーができたということで、少ない時間でも自信にはなった」と振り返る。

 12日のパレスチナ戦では約30分の出場時間の中でアピールしきれない部分もあったというが、2試合目を迎えて「これだけ大事な試合に(途中から)入るということで、だいぶ気持ちの面でも落ち着いて今日は準備をしていた」と、徐々に本物の国際試合の感覚に馴染んできている。

 これまでアギーレジャパンでは先発起用の多かった武藤だが、アジアカップでは乾貴士にポジションを奪われ、途中交代での起用がメインとなっている。だが、「少しの時間でもアピールに繋げないと(出場)時間を増やせない」と切り替えて前向きにポジション奪取に臨む構えだ。

 イラク戦以降は短い時間で多くの試合をこなさなければならない厳しい日程になっているため、「総力戦にもなりますし、上にいけばいくほどレギュラーの選手の疲労というのも増えてくると思うので、途中交代の選手が流れを変えるプレーというのが求められるから、そこは意識してやっていきたい」と力強く語る武藤。

 連覇に向けて、ヨルダン戦以降もこれまで以上に難しい相手が立ちはだかることが予想されるが、常に最高の結果を求め、全力で走り続ける。

【了】

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