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バイエルンが4失点で黒星発進。ヴォルフスブルク、マランダに捧ぐ勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルンヴォルフスブルク

試合前のジュニオール・マランダの追悼セレモニー【写真:Getty Images】

【ヴォルフスブルク4-1バイエルン・ミュンヘン ブンデスリーガ 第18節】

 ブンデスリーガ1部の第18節が現地時間30日に開催され、バイエルン・ミュンヘンはアウェイでヴォルフスブルクと対戦している。

 いよいよ再開したブンデスリーガ。後半戦の開幕試合は、勝ち点差「11」と大きく離れているものの、首位と2位の直接対決となった。

 開始前には、先日事故で亡くなったヴォルフスブルクのMFジュニオール・マランダの追悼セレモニーが行われ、その死を惜しんでいる。

 試合は開始4分、ホームのヴォルフスブルクがカウンターを仕掛ける。右サイドのアーノルドがタッチラインギリギリでボールを受け、中央のデ・ブルイネへパス。デ・ブルイネは左サイドにいたフリーのドストへ送り、これをきっちりと決める。前半戦17試合4失点の鉄壁のDF陣から先制点を奪うことに成功する。

 先制点を奪われたバイエルンは、ヴォルフスブルクにペースを握られ、なかなかチャンスを作れない。

 先制に成功したヴォルフスブルクは試合を優位に進める。少ない手数でバイエルンゴールへ襲い掛かるが、追加点は奪えずにいた。

 41分にはシャビ・アロンソのFKをアーノルドが妨害し、それを巡り一触即発に。

 エキサイトしたまま試合は1-0で終了するかと思われた前半アディショナルタイム。ロドリゲスのFKをレバンドフスキがクリア。しかし、こぼれ球をドストが直接シュート。これがそのままゴールに吸い込まれ、ヴォルフスブルクが2点差として前半を終えた。

 後半、まずは1点を返したいバイエルンだったが、53分。アーノルドのスルーパスからデ・ブルイネがオフサイドラインギリギリを抜け出し独走。そのまま決めて、まさかの3点差。

 しかし、あきらめないバイエルンは55分にレバンドフスキのクロスを右サイドのベルナトが受けシュート。一度はナウドにはじかれるが、クリアボールが再びベルナトへ。それを押し込み1点を返す。

 このまま盛り返すと思われたが、73分にまたもデ・ブルイネ。カウンターからゴール前でダンテと1対1を巧みに交わし豪快にシュート。再び3点差とする。

 前半戦17試合の失点数をたった1試合で喫してしまったバイエルン。このまま最後まで攻守がかみ合わず敗れた。

 バイエルンは、昨年4月以来のリーグ戦21試合ぶりの黒星。さらにリーグでの3点を超える失点は2008-09シーズン以来となってしまった。

【了】

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