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ユーベ、堅守ウディネーゼとスコアレスドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

ウディネーゼユーベ
ユベントスはウディネーゼの守備を崩せず【写真:Getty Images】

【ウディネーゼ 0-0 ユベントス セリエA第21節】

 セリエA第21節で首位ユベントスは9位ウディネーゼとアウェイで対戦。ウディネーゼの堅守が光った一戦はスコアレスドローに終わった。

 ユベントスはビダルが右ひざの負傷を再発させたため休養となり、ピルロが先発に復帰。前線は前節のモラタではなくジョレンテがテベスとコンビを組む。

 ウディネーゼは前節退場処分を受けたコネが出場停止で不在。パスクアレも先発を外れ、ガブリエウ・シウバとブルーノ・フェルナンデスがスタメン出場を果たした。

 同じ3-5-2を採用した両チームだが、戦い方は全く違い、ウディネーゼは5バックに近い形でユベントスの分厚い攻撃を受け止める形で試合に臨む。

 ユベントスは守備的なウディネーゼを前に、普段と比べてチャンスの数を増やせず前半はシュート5本のみ。枠内シュートに至っては1本しか放つことができなかった

 耐えるウディネーゼは中盤の底に陣取るアランを起点に何度も鋭いカウンターを見せ、前線のディ・ナターレやウルトー、ブルーノ・フェルナンデスがユベントスゴールに襲い掛かる。しかし、要所でブッフォンがストップし、先制は許さなかった。

 後半に入ってもユベントスがボールを保持し、ウディネーゼが守ってカウンターという形は変わらず、前半同様チャンスの数は少ない。

 中でもピルロが本来の状態になく存在感が希薄に。それでも途中交代でピッチに入ったモラタが自慢の機動力を生かして前線に変化を加え、ゴール前で違いを見せる。

 しかし、堅く閉ざされたウディネーゼゴールをこじ開けるのに手間取り、テベスやポグバも完璧に封じられてしまう。

 84分にはテベスがこの試合最大のチャンスを迎えるが、シュートを枠の左に外してしまった。

 ウディネーゼのアランは90分間絶え間なく走り続けてユベントスの攻撃を遮断。圧倒的な支配力で中盤を制圧した。

 そしてスコアは動かないまま試合終了の笛が吹かれた。ユベントスは12試合負けなしだが、優勝争いに向けて2位のローマを突き放すチャンスを逃してしまった。

 勝ち点1を上積みした首位ユベントスと2位ローマの勝ち点差は7に。ウディネーゼは勝ち点を28とし、ヨーロッパのカップ戦出場権内に一歩近づいた。ウディネーゼは次節8日にナポリと、ユベントスは7日にミランと対戦する。

【了】

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