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「サッカー本大賞2015」ノミネート作品12冊の魅力を紹介!

text by 編集部

最終選考を終えて

選考委員長:佐山一郎氏(作家/編集者)

「2回目を迎える今回は、サッカーライティングの将来像についても鋭く問われているような気がしました。読者層が総じて若年化している中で、年齢や性差を超えた“サッカーを書籍で楽しむ文化”はどのように形づくられるべきなのか。さまざまな可能性と方向性を共に考えていかなければならない時期が来たと感じています」

選考委員:幅允孝氏(ブックディレクター)

「スポーツライティングが今後どうなっていくかわからない中で、多くの人が読みたいと思うものが生まれてくるということが重要だと僕は思います。サッカー本の“定型”から逸脱した、へんてこだけど面白い読み物がどんどん生まれてこれば、サッカー文化の多様性が広がっていくはず」

選考委員:速水健朗氏(ライター/編集者)

「今回はいわゆるサッカージャーナリストが試合や戦術、選手について書いたものではなく、それ以外の立場の人がサッカーの外側だったり、周辺で起こる人間模様について書いている作品が多かった印象があります。今後はサッカージャーナリスト以外の人たちが“サッカー”というテーマを取り上げる機会がもっと増えていくことを期待しています」

選考委員:大武ユキ氏(漫画家)

「私自身Jサポーターなので、一サッカーファン目線で楽しく選考に参加させていただきました。今回も新たな可能性を感じさせる作品がいくつもありましたが、今後はさらに毛色が違うサッカー本が出てくると面白いのかなと。まだ誰も手をつけていないジャンルがあると思うので、誰もが驚くようなニュータイプの本が出てくるのを楽しみにしています」

 また、フットボールチャンネル上では読者の皆さんからの投票を行い、読者賞を決定します。読者賞受賞作は2月11日の授賞式にて発表されます。皆さん、ぜひ奮って投票下さい。

投票締め切りは2月4日となります。
https://www.footballchannel.jp/2015/01/18/post66797/

【了】

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