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差別行動のファンにフェイエノールト監督が苦言「クラブに損害を与えた」

text by 編集部 photo by Getty Images

差別行動のファンにフェイエ監督が苦言「クラブに損害を与えた」

 フェイエノールトのフレッド・ルッテン監督が、差別的な行動を取った一部のファンに対して「クラブに損害を与えた」と苦言を呈している。

 現地時間26日に開催されたヨーロッパリーグの2ndレグ、フェイエノールト対ローマの一戦で、一部のフェイエノールトサポーターがローマのジョルビーニョに対してバナナ型のバルーンを投げ込む差別的な行動を取ったことで、試合は一時中断されていた。

 試合後、オランダの『NUスポルト』等複数のメディアが指揮官のコメントを伝えている。

「試合の中断はチームに対して何のメリットもない。彼らはクラブに対して損害を与えた。問題が起きたことはとても不運なことだ。試合中断の決定には賛辞を送りたい」

 今回の事件は黒人選手であるジェルビーニョに向けられてのものだが、これについては「我々にも多くの国籍の選手がいる」とし、サポーターへの理解を求めた。

 この試合は後半に2人の退場者を出したホームのフェイエノールトが1-2で敗れ、2戦合計スコア2-3で同大会からの敗退が決定した。

【了】

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