基本は継続路線。戦力流出は最小限に
トップ下は河野広貴が濃厚【写真：Getty Images】
今季の補強は必要最低限にとどまった。昨季11得点のエドゥーや精神的支柱だった塩田仁史はチームを去ったものの、メンバーが大きく変わっていない。
故に、タイトルを狙うのであれば組織の成熟と、チーム全体の劇的な成長が必要だ。
丸山祐市が湘南から復帰し、札幌からU-22日本代表の奈良竜樹が加わったCBは、森重と吉本、カニーニを合わせて5人の大所帯。
それぞれの力が拮抗しており、ハイレベルなポジション争いが展開されるだろう。開幕戦は森重とカニーニのコンビで臨むと見られるが、吉本のレギュラー返り咲きにも期待したい。
中盤のメンバーは昨季とほぼ変わらないだろう。アンカーの位置に高橋秀人が入り、インサイドハーフは米本拓司と負傷から復帰した東慶悟が務める。トップ下は河野広貴が濃厚だ。
長期離脱から復帰して復調傾向にある梶山陽平はPSMの福岡戦でアンカーとして起用されたが、シーズン中も高橋とポジションを争うことになるか。
また、レンタル先で経験を積んだ橋本拳人と幸野志有人、U-22代表の10番を背負う中島翔哉らが主力の地位を脅かす存在になれれば面白い。
