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内田の先発落ちを巡り独紙が緊急提言。ディ・マッテオ監督には苦言も

text by 編集部 photo by Getty Images

内田の先発落ちを巡り独紙が緊急提言。ディ・マッテオ監督には苦言も
シャルケに所属するDF内田【写真:Getty Images】

 独紙『キッカー』が、シャルケに所属する日本代表のDF内田篤人のスタメン落ちに疑問を呈している。

 2月28日に行われたブンデスリーガ第23節のドルトムント戦で0-3の惨敗を喫したシャルケ。すると、ロベルト・ディ・マッテオ監督は翌週から内田をスタメンから外し、第24節のホッフェンハイム戦以降は同選手を起用していない。

 記事では「ダービー敗戦以降孤立、内田に無言の格下げ 」と題し「2010年夏に加入して以降、その確実性と献身で、フェリックス・マガト、ラルフ・ラングニック、フーブ・ステーフェンス、イェンス・ケラーといった歴代監督の下で常に主力だった“サムライ”は、新しい境地を経験している。

 当初課題とされていた戦術的な未熟さやクロス対応での弱点は、時間の経過とともに改善され、ファンは内田の向上心や控えめで謙虚な振る舞いに敬意を表していた」とクラブでの実績について言及。

 続けて「ディ・マッテオ監督もとで内田が出場していない理由を一目で判断することはできない。ドルトムント戦の内田は、チームの中でもインパクトに欠けた選手の一人として位置づけられた。

 しかし、今季の『キッカー』採点の平均値で3.29点を記録する内田は、シャルケのフィールドプレーヤーでは最も高い部類に入っている。3-5-2を基本布陣とするディ・マッテオ監督は、より攻撃的なオプションとの理由でトランキッロ・バルネッタを起用している」と、同選手が置かれている状況を説明。

 同紙は「先週土曜に行われたフライブルク戦では、4-2-3-1に戻したにもかかわらず、内田がベンチのままだったのは驚きだった。

 内田と長年ともにプレーしてきたジェフェルソン・ファルファンが右サイドで先発したが、この日代わりに入ったベネディクト・ヘーベデスからは効果的なサポートが受けられずにいた。この事実が内田の復帰を後押しするかどうかは今後はっきりする」と批評している。

 シャルケは次節、敵地でヴォルフスブルクと対戦。ディ・マッテオ監督が強豪相手にどんな采配を振るうか注目が集まる。

【了】

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