ミラノダービーを今夜に控えたインテルのエリック・トヒル会長は並々ならぬ気合いで大一番に臨もうとしている。

　オフィシャルマッチプログラムでトヒル会長は「ミラノの街はこの素晴らしい試合のために立ち止まり、世界中の眼が我々に向けられる。地球上のあらゆるところから数百万人のファンが世界で最もエキサイティングなゲームを楽しむことができるだろう」と、ダービーの盛り上がりを強調する。

　さらに「今回はインテルの会長として4回目のダービーだが、私がサン・シーロで初めてインテル対ミランを見たとき、思わず息をのんだ」と、自身の体験をもとにダービーの持つ美しさを語った。

「インテルファンにとって今夜が他の夜よりも重要だということはわかっている。なぜなら私も同じようにインテルファンだからね。私はこのスタジアムですべての栄光を勝ち取るところを見てみたい」とファンを煽って士気を高めるトヒル会長。

　インテルとミラン、ともに中位で盛り上がりに欠けるダービーになるのではと噂されていたが、チケットは完売で久々に満員のサン・シーロが見られそうだ。長友佑都や本田圭佑の活躍も期待されるミラノダービーは日本時間20日3時45分キックオフ予定となっている。

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