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メクセスはミラン残留を希望「新契約締結を願っている」

text by 編集部 photo by Getty Images

メクセスはミラン残留を希望「新契約締結を願っている」
フィリップ・メクセス【写真:Getty Images】

 ミランに在籍する元フランス代表DFフィリップ・メクセスは20日、チャリティイベントに参加して自身の去就についてコメントした。

 現行の契約が今季末で切れるメクセスは「僕は新契約締結を願っている」と、ミラン残留を希望している。

 今季はリーグ戦15試合に出場してイエローカード7枚、レッドカード1枚を受けており、相変わらず不安定なプレーに終始している。暴力行為で出場停止を科されるなど、ベテランになってもパーソナリティ面は全く改善されていない。

 それでも「家族はここで続けることが重要だと知っている。その(契約延長が進んでいないこと)不確実さが僕を少し刺激している」と、契約延長に向けて楽観的な見通しを語った。

 また、引き分けに終わったミラノダービー直後ということもあり、試合についても話している。

「重要なのは負けていないということだ。いまは最後の数週間で可能な限り多くの勝ち点を獲得できるよう努力する。結果は少し残念だけど僕らはよくやった。いまとなっては過去のことだし、僕たちは前を向かなければならない」

 あくまでポジティブな姿勢を崩さないメクセスだが、残り7試合は厳しい道のりだ。3連勝の後、サンプドリアとインテルに引き分けて2試合勝ちのないミランは現在9位となっており、ヨーロッパのカップ戦出場権を獲得できる6位とは6ポイントの差がある。

 7試合のうちジェノア戦、ナポリ戦、ローマ戦、トリノ戦の4試合はいずれも上位陣との対決。来季以降のために、「シーズンの最後まで自らの全力を見せる」と宣言したメクセスの奮起は不可欠だ。

【了】

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